確かに、待遇的には派遣社員や、実際に解雇された人よりもずっと良いかもしれません。明日にでも食べるものに困る状況ではないからです。
しかし考えていただきたいのです。中には自由にwebサーフィンできないパソコンを当てがわれたり、自由に離席さえできない環境に置かれてい る社内失業者もいます。8時間、何もせずに座っていなければいけない人の辛さはどれほどでしょうか。「自分は会社に不要な存在なのだ」「どうせ転職などで きるはずもない」「将来どうすればいいのだろう」とぐるぐる自問しながら…。
「若いヤツは自分に甘い。やる気の問題だ」
「仕事せずに給料だけもらってる低能力な社員」
「仕事は与えられるものじゃなく、自分で探すものだ。それが分かってない」
社内失業の問題は、彼らの自己責任と言えるでしょうか?もちろん現状に甘んじ「仕事が面倒だから今のままでいいや」と会社に寄生し時間を潰す 社内失業者もいるでしょう。しかし大半は、希望を持って入社したやる気あるサラリーマンだったはずです。「社内失業」は甘えだとか、サボリだとかいう個人 の資質によるものではありません。社内失業は日本社会が生み出した、社会問題なのです。